Nothing but Music

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(It might)get loud

トルコの旅行記をまったく書き終えていませんが・・・。
見てきました、Get Loud。

Led ZeppelinJimmy PageU2のThe Edge、White StripesのJack Whiteという70年代、80年代、00年代を代表する個性的、いや10年代では既にスタンダードを確立したギタリストが一堂に会した対談をドキュメンタリーとして映画化。
監督はアル・ゴアの「不都合な真実」で評価されたデイビス・グッゲンハイム。

Jimmy Pageが楽しそうな顔して話してるんだよなー。
Led Zeppelin以前のYard Birds時代の映像や、あのLevee Breaksのドラムを録音したときの逸話などは貴重です!
せめて音楽好きはRemastersくらいは聞いておいて損はない、ってか聞いて、頼むからマジで。
ボンゾのドラムのサンプリングのスタンダードでいろいろな曲で引用されてます。
しかし、ホントLed Zeppelinってバンドは奇跡だよな。誰が欠けても成立しない。
ロバートプラントの神がかりな高音と声量、ジミーペイジのリフや曲の構成力、ジョンジーの音楽家、プレイヤーとして卓越した能力、とくにペイジとボンゾを取り持つあのリズム調整能力・・・。そして独特のタイム感と爆音で未だにドラムの神様といわれるボンゾ。
独特の世界観を持つ楽曲と、時に心地よく、時に気持ち悪く、でも聞く人を惹きつけて離さないあのうねりまくるリズム。

The Edgeのエフェクトに対するこだわりも驚愕。
今日のディレイのスタンダードを確立したのは間違いなく彼だしね。
あのギターサウンド、大好き。
Where The Streets Have No Nameはまじ最高。
http://youtu.be/uDkBzkA9L4s

Jack Whiteは、常に初心と向き合っている。表現者は楽をしてはいけない、みたいな事を常に口にする。
普通なら捨ててしまうようなギター(White Stripes時代のあの赤いギターはプラスチック製だって・・・)をメインギターとして弾き、それすら唯一無二の音を紡ぎだすひとつの要素としてしまう。
あと、とにかく弾いてる姿が見てて気持ちいい。ピッキングがめちゃめちゃ強くてガンガンに鳴らしまくる。
やっぱりまずはギターは鳴らして何ぼ、ってことを改めて思う。流麗なソロや洗練されたカッティングはその先にあるものだよね。

いやいや、ギタリストはほんと必見です。
初めて音楽に心衝き動かされたとき、ギターを手にしたときの初期衝動を蘇らせてくれます。
DVD買おう。