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【映画】メゾンドヒミコ&痴漢男

久々に時間があったのでDVD借りてきてみてました。
メゾン・ド・ヒミコ』は前から見たかった作品。
痴漢男』は、『LIVE FOREVER』が貸し出し中でなかったので仕方なく・・・。まぁリアルタイムに2chで見ていたのと、『電車男』を見ていたので興味本位で。


先に『痴漢男』を見たのですが・・・、超B級というかなんというか。
つまらん。今まで見た映画の中でも最悪に入る部類でした。商業作品として公開したのが意味分かりません。Vシネマで十分でしょう。いやVシネマでもヤダ。


主演の柳浩太郎の舌っ足らずさが凄まじく、台詞も何言ってんのかよくわからない場面も多かったです。ま、リアルなオタクはアンナ感じなのかもしれません。あの舌っ足らずな喋りは芝居なのかと思って感心たんですが、地みたいですね・・・。いいのか、俳優があんなんで。


とりあえず映画で記憶に残ったのは磯山さやかの胸だけです。ハイ。




で、『メゾン・ド・ヒミコ』。とりあえずあらすじは自分と母親を捨てたゲイの父親が作ったゲイのための老人ホームで働き、最終的には親許しをする話です。
親許し、は良くある題材ですが、ありえそうにない設定を使ってかなりフックの効いた作品になっております。
柴咲コウが終始すっぴんです。でもかわいいです。サイコー!
あとオダギリジョーがマジかっこいいです。美しさと儚さと刹那さがいいバランスで同居しています。
出てくるゲイ役のおじさんもナイスミドルです。


ちなみに柴崎コウの親役は田中泯という方なのですが、てっきり俳優だと思ったら前衛舞踏家なのです!!前衛舞踏ってのが気になります。一度舞台見に行きたいですねぇ。


感想ですが・・・個人的には結構好きです。ゲイと老人ホームとリゾートっぽい海と言う設定が、なんとも非日常な感じを醸し出しています。最初はゲイの醸し出す異様なテンションについていけてなかったんですが、慣れると気にならなくなりました。ってかゲイバーとか言ったことないんで、ゲイが実際どんな感じなのかよくわからんのですが。
色んな意味で美しいものと醜いものが出てくるのですが、その両面をうまく見せていると思います。同性愛というもの自体がそういうものな気もしますが。


しかし『メゾン・ド・ヒミコ』を監督した犬童一心監督は、これのあとに『タッチ』作ってるんですよね・・・。ちなみに『ジョゼと虎と魚たち』も監督してます。
ジョゼとヒミコは雰囲気似てますよね。タッチだけよう分からんポジショニングです。